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選択の幅を拡げ持っておく B297『テクテクノロジ-革命: 非電化とスロ-ビジネスが未来をひらく』(藤村 靖之)
藤村 靖之 (著), 辻 信一 (著)大月書店 (2008/9/1) 少々古い本だけども、著者の考え方に触れるための一冊目として読んでみた。 選択の幅を広げ持っておく 辻氏の、実際に破綻するまでほとんどの人は動かないけど、行き着くとこまで行...
農的暮らしという未来 B296『地球再生型生活記 ー土を作り、いのちを巡らす、パーマカルチャーライフデザイン』(四井真治)
四井真治 (著)アノニマ・スタジオ (2023/10/6) 前回の本で著者のことが紹介されていて、以前から興味もあったので購入してみた。 気持ちとしては技術書のようなものを期待していたけれども、どちらかというと思想に関わるものだった。しかし...
大地の再生ワークショップに参加してきました
テンダーさんにお誘いいただき、 ・2/12 大地の再生の映画「杜人」上映会 @日日nova ・2/17 大地の再生ワークショップ @テンダーさんちの裏山(日置市吹上町与倉) ・2/18 大地の再生ワークショップ @ 森のようちえんのフィール...
遠回りも無駄ではなかった B295『線(せん)と管(かん)をつながない 好文×全作の小屋づくり』(中村 好文,吉田 全作)
中村 好文 (著), 吉田 全作 (著)PHP研究所 (2022/6/20) この本は発売してすぐに購入していたけれども、まだ読むタイミングではない気がして、ずっとそのままにしていたもの。 そろそろ、読んでも良いタイミングかと思い手に取って...
生命、循環とエントロピー B294『エントロピーから読み解く生物学: めぐりめぐむ わきあがる生命』(佐藤 直樹)
佐藤 直樹 (著)裳華房 (2012/5/20) 循環をエントロピーの視点から捉えたかったのと、生物の循環に対するシステムに大きなヒントがあるはずと考えていたため、本屋で関連がありそうな本を探して見つけたもの。 しかし、本書を読んで分かった...
車輪の再発明とリアリティ B293『空想の補助線――幾何学、折り紙、ときどき宇宙』(前川淳)
前川淳 (著)みすず書房 (2023/12/5) 珠玉の数理エッセイ集 著名な折紙作家であり、天文観測のエンジニアでもある著者によるエッセイ集。 折り紙と幾何学にまつわるすばらしいエッセイが詰まっていて、あと数篇未読のものがあるが読み終わる...
青少年のための科学の祭典 日置市大会
青少年のための科学の祭典 日置市大会に出展してきました。 →オノケン│太田則宏建築事務所 » 青少年のための科学の祭典 日置市大会(1/20)に出展します。 小中学生が来場予定とのことで、小学校の高学年以上の子を想定して、折り紙と幾何学の面...
青少年のための科学の祭典 日置市大会(1/20)に出展します。
来週の土曜日(1月20日)に青少年のための科学の祭典 日置市大会に出展します。 ・「青少年のための科学の祭典」について | 青少年のための科学の祭典 HP ・青少年のための科学の祭典 | 日置市「広報ひおき」デジタル版 開催日時 : 1月2...
あらゆる循環を司るもの B292『エントロピー (FOR BEGINNERSシリーズ 29) 』(藤田 祐幸,槌田 敦,村上 寛人)
藤田 祐幸 (著), 槌田 敦 (著), 村上 寛人 (イラスト)現代書館 (1985/2/1) こちらも少し前にテンダーさんにお借りしたもの。 若い頃に読んだ同シリーズの本がうまく読めなかったことと、なんとなくエントロピーという概念の射程...
2023年まとめと2024年の指針 遊ぶように生き、遊ぶようにつくるを実践する
少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 昨年に引き続き、昨年1年間で考えたことを1枚の紙にまとめてみました。 →昨年の2022年振り返り記事 →2023matome,pdf 2023年振り返り 昨年の行動指針は「遊ぶように生...
個人のテーマをどこに絞るべきか B291『世界を壊す金融資本主義』(ジャン・ペイルルヴァッド)
ジャン ペイルルヴァッド (著), 山田 雅俊 (監修), 林 昌宏 (翻訳)NTT出版 (2007/3/1) 現在のテーマに沿って図書館で借りてきたもの。 資本主義とは何か?をテーマに設定してから間もないが、早くもこのテーマ事態に限界を感...
資本主義を使いこなすことは可能か B290『資本主義の中心で、資本主義を変える』(清水 大吾)
清水 大吾 (著)NewsPicksパブリッシング (2023/9/6) 資本主義を知るためには、資本主義の中心にいる人の考えも知る必要があると思い、本屋でタイトル買いしたもの。 著者は外資系証券会社であるゴールドマン・サックスで16年間勤...
システムから選択肢を考える B289『地球のなおし方』(デニス・メドウズ ,ドネラ・H.メドウズ ,枝廣 淳子)
デニス・メドウズ (著), ドネラ・H.メドウズ (著), 枝廣 淳子 (著)ダイヤモンド社 (2005/7/15) 少し前にテンダーさんにお借りした本です。 地球環境に対してどのような選択をするべきか、システム思考をベースに易しく語りかけ...
我々は希望の物語を描くことができるか B289『哲学は資本主義を変えられるか ヘーゲル哲学再考』(竹田 青嗣)
竹田 青嗣 (著)KADOKAWA/角川学芸出版 (2016/5/25) この本は昨年の5月にいろいろな哲学者に関する本を読もうと思いたち、まとめて購入した本の一冊であるが、まだヘーゲル自体に関しての興味が湧いていなかったため積読になってい...
アニミズムと成長主義 B288『資本主義の次に来る世界』(ジェイソン・ヒッケル)
ジェイソン・ヒッケル (著), 野中 香方子 (翻訳)東洋経済新報社 (2023/4/21) 帯にある「「アニミズム対二元論」というかつてない視点で文明を読み解き」という文が気になり読んでみた。 全体的な論調としては『人新世の「資本論」』と...
社会的構造が絶望と希望を生む B287『社会的ジレンマ 「環境破壊」から「いじめ」まで』(山岸 俊男)
山岸 俊男 (著)PHP研究所 (2000/6/21) 以前から社会の空気のようなものがどのように生まれ、どのように影響を与えるかに興味があり、その関連で著者の本を読んでみようと思い買ったもの。 比較的新しいもので、自分の関心に近そうなもの...
環境とは何かを問い続ける B286『環境建築私論 近代建築の先へ』(小泉雅生)
小泉雅生 (著)建築技術 (2021/4/16) 以前読んだ本の中で気になる言葉に著者のものが多かったので読んでみた。 内部構造から外部環境へ 著者は、現代主流になりつつある環境建築の多くが、建築という箱をどうつくるかという外部と分断した内...
ムシについて B285『昆虫の惑星 虫たちは今日も地球を回す』(アンヌ・スヴェルトルップ・ティーゲソン)
アンヌ・スヴェルトルップ・ティーゲソン (著)辰巳出版 (2022/3/30) 初心に帰る旅のついでに。 何度か書いた気がするけど、子供の頃はいわゆるムシキチでいろいろ捕まえては家で飼っていて、その中でも特に水棲昆虫が好きだった。 田んぼで...
脆さの中に運動性を見出す B284『生きられたニュータウン -未来空間の哲学-』(篠原雅武)
篠原雅武 (著)青土社 (2015/12/18) ここ最近の読書によって、環境という言葉に対し自分なりの言葉を持つことができた気がする。 それは、”生活スケールを超えた想像力の獲得”を指標の一つとすることで、様々な価値判断を可能とするもので...
office chavelo,SPROUT 写真アップ
office chaveloとSPROUT 写真アップしました。 実績のページを御覧ください。 →オノケン│太田則宏建築事務所 » 環境実験型オフィス office chavelo →オノケン│太田則宏建築事務所 » SPROUT
スケール横断的な想像力を獲得する B283『光・熱・気流 環境シミュレーションを活かした建築デザイン手法』(脇坂圭一 他)
脇坂圭一 中川純 谷口景一朗 盧炫佑 小泉雅生 冨樫英介 重村珠穂 秋元孝之 川島範久 清野新(著)建築技術; B5版 (2022/5/25) 前回同様、昨年春に出版された建築環境本の一つ。 「静岡建築茶会2018│建築環境デザインを科学す...
答えをあらかじめ用意しない B282『開放系の建築環境デザイン: 自然を受け入れる設計手法』(末光弘和+末光陽子/SUEP.)
末光弘和+末光陽子/SUEP. (著), 九州大学大学院末光研究室 (著)学芸出版社 (2022/6/10) 昨年、春頃に『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック』、『光・熱・気流環境シミュレーションを活かした建築デザイン手法』、...
循環のイメージを高めたい B281『活かして究める 雨の建築道』(日本建築学会編)
日本建築学会 (編集)技報堂出版 (2011/7/6) 『エクセルギーハウスをつくろう』の著者がHPで紹介していたので購入。 この前にシリーズとして『雨の建築学(2000年)』『雨の建築術(2005年)』があるが、とりあえず新しいものを選ん...
水と空気の流れを取り戻すために何ができるか B280『「大地の再生」実践マニュアル: 空気と水の浸透循環を回復する』(矢野 智徳)
矢野 智徳 (著), 大内 正伸 (著), 大地の再生技術研究所 (編集)農山漁村文化協会 (2023/1/18) 『よくわかる土中環境 イラスト&写真でやさしく解説』と合わせて読了。 高田宏臣 (著)PARCO出版 (2022/...
弱い力と次世代へと引き継ぐべき技術 B279『住まいから寒さ・暑さを取り除く―採暖から「暖房」、冷暴から「冷忘」へ』(荒谷 登)
荒谷 登 (著)彰国社 (2013/8/1) 地球環境時代を迎えるいま、経済力、技術力、エネルギーに頼った力づくの問題解決ではなく、それぞれの地域が持っている特質をより顕著なものにする、奪い合うことのない成長のあり方を、本書を通して考えてみ...
風を考える上での2つの言葉 B278『通風トレーニング: 南雄三のパッシブ講座』(南雄三)
南 雄三 (著)建築技術 (2014/1/16) 通風に関する本を探していて本屋で見つけたもの。 その前に『図解 風の力で住まいを快適にする仕組み』 野中 俊宏 (著), 森上 伸也 (著), 四阿 克彦 (著), 並木 秀浩 (著)エクス...
工学的な知識を何に対してどう使うのか B277『最新建築環境工学 改訂4版』(田中 俊六他)
田中 俊六 (著), 岩田 利枝 (著), 土屋 喬雄 (著), 秋元 孝之 (著), 寺尾 道仁 (著), 武田 仁 (著)井上書院; 改訂4版 (2014/2/18) 教科書としての名著 環境工学の教科書である。 最近、基本的なことを学...
手を添えるテクノロジー B276『民家の自然エネルギー技術』(木村 建一 他)
木村 建一, 荒谷 登,石原 修,浦野 良美,伊藤 直明,小玉 祐一郎,渡辺 俊行,吉野 博,宿谷 昌則,田辺 新一,岩下 剛,谷本 潤 (著)彰国社 (1999/3/1) 昔からの民家を工学的に捉えたものは論文などではいろいろと見つかるけ...
道理と装置 B275『エクセルギーハウスをつくろう: エネルギーを使わない暮らし方』(黒岩 哲彦)
黒岩 哲彦 (著)コモンズ (2014/5/3) 前回読んだ本と関連して購入。『エクセルギーと環境の理論』でも著者の実践例が紹介されていた。 著者は、1198年に『エクセルギーと環境の理論』の著者の宿谷氏の研究室を訪ね、その後宿谷氏や当時大...
電子工作で屋上散水を自動制御した結末の話
断熱はそれなりの施したので夏を乗り切れると思ってたけれども、今年の夏はなかなか厳しい。 少し前にテンダーさんのラボにお邪魔した時に、屋上散水を試してみようかと思っている、という話を聞いていた。 あわせて、手頃な価格でarduinoというマイ...
はたらきのデザインに足りなかったパーツ B274『エクセルギーと環境の理論: 流れ・循環のデザインとは何か』(宿谷 昌則)
宿谷 昌則 (著)井上書院; 改訂版 (2010/9/25) 別のエコハウス関連の書籍で本書に掲載されている表が載っていたので気になって購入。 エクセルギーとは エクセルギーは聞き慣れない言葉である。 例えば、「エネルギー消費」「省エネ」「...
永遠のオルタナティブ B273『方丈記 現代語訳付き』(鴨長明 )
鴨 長明 (著), 簗瀬 一雄 (翻訳)角川学芸出版; 改版 (2010/11/25) 前回読んだ本で何度か出てきたので、たまには趣を変えてみようと思い、100分で名著と合わせて読んでみた。 小林 一彦 (著)NHK出版 (2013/6/2...
21世紀の民家 B272『生きられた家 ー経験と象徴』(多木浩二)
多木浩二 (著)青土社 (2012/10/10) 本書は1975年に書かれた長編エッセイをもとに書籍化、幾度かの改訂がなされてきたもので、私が生きてきたのと同じ時間を経てきたものである。 これまで何度も引用されているのを目にしていながら未読...
世界にとどまる境界線に再び向き合う B271『体の知性を取り戻す』(尹 雄大)
尹 雄大 (著)講談社 (2014/9/18) サクッと読めたのでサクッと。 著者は柔道・空手・キックボクシングなどを経験した後、何かの違和感をもとに甲野善紀に師事し、韓氏意拳に入門した。その経験をもとに身体の知性とは何かを語る。 だが、ふ...
不安の源から生命の躍動へ B270『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』(下西 風澄)
下西 風澄 (著)文藝春秋 (2022/12/14) 前から気になっていた本書をようやく読むことが出来た。 心という発明と苦悩 そこで本書は「心とは一つの発明だったのだ(one of the invensions)」という立場を取ってみよう...
触覚と倫理、周辺視とリアリティ B269『建築と触覚: 空間と五感をめぐる哲学』(ユハニ・パッラスマー)
ユハニ・パッラスマー (著), 百合田 香織 (翻訳)草思社 (2022/12/13) 初版が1996年の著書の邦訳。 パッラスマーはa+u別冊で、学生の頃貪り読んだ「日本建築における光と影(1995.6)」とともに大きな影響の受けた「知覚...
建築を遊ぶために B268『意味がない無意味』(千葉雅也)
千葉雅也 (著)河出書房新社 (2018/10/26) ■オノケン│太田則宏建築事務所 » 関係性と自立性の重なりに向けて B267『四方対象: オブジェクト指向存在論入門』(グレアム ハーマン) また、本書とは別に、先の10+1で挙げられ...
カッティングプロッタ(Graphtech FC3100-120)が新事務所にやってきた。
カッティングプロッターをいただけることになった 吹上町与倉の新事務所の近くに(集落的には)若い人が引っ越してきて住んでいる、という話を聞いていて、話から面白そうな人そうなので、密かにお会いするのを楽しみにしていました。 その方が、先日訪ねて...
近代と遊びとエコロジー ~解像度についてのメモ
・近代は分断によってブラックボックス化とアウトソーシング化を進めることで、さまざまなものごとに対する解像度が低いままでも生きていける状態を必死で作り上げてきたと言える。あらゆるものごとが便利になった。 ・遊びとは、ある特定のものごとに対する...
grasshopperのプラグイン”crane”で曲面折り紙をシミュレーションしてみる
趣味の折り紙は、あまり範囲を拡げず仕事から距離があるものを、と思い生物をメインに折っていたのですが、とあるきっかけがあって、今まであえて踏み込まないでいた、三谷純の曲線折り紙に手を出すことにしました。(このことについては進展があったら書く予...
関係性と自立性の重なりに向けて B267『四方対象: オブジェクト指向存在論入門』(グレアム ハーマン)
グレアム ハーマン (著)人文書院 (2017/9/26) 現代の一般教養の一つとして一度ハーマンを読んでおこうとだいぶ前に購入。 まだ感想がぼんやりしているが、今頭に浮かぶことを書いておきたい。 いいとこどりの見取り図 実在論もしくは形而...
畑日記 2023.02.12
次男は用事があったので来れなかったけど、長男と三男と一緒に念願の畑作り。 防草シートを剥がすのが一番大変だったけど、畝作って肥料混ぜて緑肥の種まくとこまで、予定通りいけた。 初心者なのでうまくいくかどうか。とにかくやってみよう。 子供たちと...
それでも建築をつくるために B266『空間の名づけ――Aと非Aの重なり』(塩崎太伸)
塩崎太伸 (著)NTT出版 (2022/9/28) ツイッターで見かけて面白そうだと思い購入。建築・都市レビュー叢書は意外にも初めて。(他のも面白そうなので読んでみよう) それでも建築をつくるために 本書の序盤では、例えば、差異から類推へ、...
鹿屋の家 完成見学会を開催します。
2月4日(土)5日(日)の2日間、鹿屋の家のオープンハウスを開催いたします。 リビンクから開聞岳と桜島を望む、海沿いの家です。(ユクサおおすみ海の学校近くです。) ご来場おまちしております。 ※駐車場の調整等ありますので、メールやメッセージ...
SYGT 写真アップ
城山の家の写真を実績ページにアップしました。
都市新世の原理 B265『スケール 上・下:生命、都市、経済をめぐる普遍的法則』(ジョフリー・ウェスト)
ジョフリー・ウェスト (著), 山形 浩生 (翻訳), 森本 正史 (翻訳)早川書房 (2020/10/15) ジョフリー・ウェスト (著), 山形 浩生 (翻訳), 森本 正史 (翻訳)早川書房 (2020/10/15) ネット上で何度か...
2022年まとめと2023年の指針 遊ぶように生き、遊ぶようにつくる
2022年は環境という問題に対しての自分なりの指針を作ることが目標だったのですが、今年はじめに昨年、本を読み考えたことを1枚の紙にまとめてみました。 →2022matome.pdf それを今年の指針としたいと思います。 遊ぶように生き、遊ぶ...
新しい景色がみたい B264 『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック』(川島 範久)
川島 範久彰国社 (2022/5/24) 一定期間ごと何かしらテーマを決めて自分を少しづつアップデートするように心がけているのですが、昨年末ぐらいからのテーマは「環境」でした。 近年、環境の問題と向き合うことは必須になったと思うのですが、自...
ぷち2拠点生活始めます
今年に入ってから、生活に変化を、と思い山間の土地を探していたのですが、昨日、日置市吹上町の与倉の土地・建物の売買契約をしてきました。 右の赤い建物(馬屋)の裏に母屋がついています。 この馬屋が気に入ったのですが、左の小屋と小さな畑の土地もお...
リズム=関係性を立ち上げ続けるために思考する B263 『未来のコミューン──家、家族、共存のかたち』(中谷礼仁)
中谷礼仁 (著)インスクリプト; 四六版 (2019/1/25) 本書は、今和次郎、篠原一男、ミース、白井晟一、ロース、上野千鶴子、フーコー、エンゲルス、ハワード、ハスクレー、ゲデス、カント、アーレント、アレグザンダー、ガタリ、レイン、民家...
世界を渦とリズムとして捉えてみる B262 『間合い: 生態学的現象学の探究 (知の生態学の冒険 J・J・ギブソンの継承 2) 』(河野 哲也)
河野 哲也 (著)東京大学出版会 (2022/3/14) 2013年に刊行された『知の生態学転回』三巻本の続編とも言える新しい九巻シリーズのうちの一つ。 一気に全巻は難しいと思い、まずはそのうちの一冊を買ってみた。 (前回のシリーズも購入前...
USUKIYA 写真アップ
USUKIYAの写真をアップしました。 ・USUKIYA 泉町にて営業を行っていたワイン食堂USUKIYAが、建物の解体に伴い霧島市牧園町に移転することになり、改装のお手伝いをさせていただきました。 限られた予算の中、内外の塗装の大部分をオ...
里山なき生態系 B260『さとやま――生物多様性と生態系模様』( 鷲谷 いづみ )B261『里山という物語: 環境人文学の対話』(結城 正美 , 黒田 智他)
鷲谷 いづみ (著)岩波書店 (2011/6/22) 結城 正美 (編集), 黒田 智 (編集)勉誠出版 (2017/6/30) 今、ぷち2拠点居住を実現すべく、山里の土地を探しているところだけどなかなか進展がない状況。 そんな中、自分の琴...
近代化によって事物から失われたリアリティを再発見する B259『能作文徳 野生のエディフィス』(能作 文徳)
能作 文徳 (著)トゥーヴァージンズ (2021/2/10) 現代建築家コンセプト・シリーズの一つであるが、いわゆる建築家然とした作品集とは異なり、エッセイ集のような体裁である。 ここでは断片的な写真とともに、著者の現時点での思想が表明され...
ノンモダニズムの作法 「すべてはデザイン」から「すべてはアクター」へ B258『ブルーノ・ラトゥールの取説』(久保明教)
久保明教 (著)月曜社 (2019/8/9) ラトゥールは1947年生まれのフランスの哲学者・人類学者で、アクターネットワーク理論(Actor-Network-Theory ANT)で知られる。 本書は著者が「極めて難解ではないが、極めて誤...
都市の中での解像度を高め余白を設計する B257『都市で進化する生物たち: ❝ダーウィン❞が街にやってくる』(メノ スヒルトハウゼン)
メノ スヒルトハウゼン (著), 岸 由二 (翻訳), 小宮 繁 (翻訳)草思社 (2020/8/18) 『建築雑誌 2205 野生の都市 City is Already Wild』で紹介されていて関心をもったので読んでみたけれども、とても...
2羽のスワンによる世界の変化の序章 B256『資源の世界地図』(飛田 雅則)
飛田 雅則 (著)日本経済新聞出版 (2021/5/26) 『レアメタルの地政学:資源ナショナリズムのゆくえ』と一緒に買った本。 前回のはレアメタルに特化した本であったが、こちらは資源全般について世界的な傾向をコンパクトにまとめたもの。 と...
距離においてとどまりリズムを立ち上げる B255『自然なきエコロジー 来たるべき環境哲学に向けて』(ティモシー・モートン)
ティモシー・モートン (著), 篠原 雅武 (翻訳) 以文社 (2018/11/20) エコロジーという言葉の使われ方に漠然とした違和感を感じる機会が増えてきている気がする。 そんななか、エコロジーという言葉に対していかなる思想を持つこと...
新たにシステムを始動させる B254 『メタアーキテクト──次世代のための建築』(秋吉浩気)
秋吉浩気 (著)スペルプラーツ (2022/2/28) 『建築家の解体 Reinventing Architects』を読んで興味を持ったので購入。 『建築家の解体』は著者が肥やしとしたであろう先駆者へのインタビューであったが、本書はその肥...
新しいイメージを思い描くことが建築をほんの少しだけ自由にするかもしれない B253『大栗先生の超弦理論入門』(大栗 博司)
大栗 博司 (著)講談社 (2013/8/21) 『点・線・面(隈 研吾)』で量子力学や超弦理論が引き合いに出されていたので、おおまかなイメージだけでも掴めたらと思い読んでみた。 (図書館で関連図書を探して借りたけれども、10年ほど前の著書...