カッティングプロッタ(Graphtech FC3100-120)が新事務所にやってきた。
カッティングプロッターをいただけることになった
吹上町与倉の新事務所の近くに(集落的には)若い人が引っ越してきて住んでいる、という話を聞いていて、話から面白そうな人そうなので、密かにお会いするのを楽しみにしていました。
その方が、先日訪ねてこられてダイナミックラボのテンダーさんだと判明(お会いするのは初めてで、別のところに住んでると思いこんでいたので最初気づきませんでした)。
1階に飾っている折り紙や建築模型を見ながらいろいろと話をしているうちに、なんとカッティングプロッターを譲っていただけることに!
→ダイナミックラボって? | ダイナミックラボ〜廃校を利用した環境問題特化型の市民工房(ファブラボ)
もう、楽しみすぎて新しい折り紙の本なんかをかって、さっそくイメトレと試作をば。
→オノケン│太田則宏建築事務所 » grasshopperのプラグイン”crane”で曲面折り紙をシミュレーションしてみる
そうこうしているうちに、ついにプロッターがうちにやってきました!
プロッターとPCを接続する
3月いっぱいは仕事が切羽詰まっていたので、4月になるまで我慢していたのですが、早速接続にチャレンジ。
テンダーさんの記事を参考に、アプリを入れて、テストを送信してみるも、ポート送信エラーが出て送れない様子。
たぶん、時間が経ってサイトからアクセスできなくなったと思うのですが、記事にある、シリアル-USB変換アダプタの型番「20210」にジャストのドライバがどうしても見つからず、windowsの自動インストールされたドライバで試したのですが、相性が悪いよう。(ネット上でいくつか似てそうなドライバを見つけましたがうまくインストールできず)
パラレルのポートを試すか、シリアルポート付きの中古PC買うしかないかな、と思いながら電気量販店にいくと、変換アダプタが自分を待っていたかのように、不自然な感じでポツンとおいてあるのを発見。
少々値段がしましたが、ダメ元で買って繋いでみたら、無事に送信できました!
マニュアルを翻訳
マニュアルはネット上で発見。
→GRAPHTEC FC3100-120 USER MANUAL Pdf Download | ManualsLib
英語なので日本語に翻訳をかけようとしたのですが、OCRでテキスト化しようとしたところ、PDFに埋め込んであるサイトへのリンクテキストのみが抽出されうまくいかず。
どうしたもんかと考えながら、結局、PDFから画像抽出ツール(リンクテキストを除外するため)→画像からテキスト抽出(グーグルドキュメントでOCR)→抽出テキストをワードで開いて日本語翻訳→そのままでは改行が多すぎて読みづらいので、改行を「 ▼」に置換、という流れで、その辺にあるツールをいくつも使ってなんとか読めるものに変換。便利になったもんです。
もとのマニュアルと見合わせながら読むとだいたい理解できました。
稼働!
テンダーさんからいくつか注意点を聞いていたので、それとマニュアルを合わせて設定を調整し、早速稼働。
あっという間に一つできました。
当然、精度も手で作るよりも高いです。
早速、カッティングシートも貼ってみることに。
模型やら折り紙やら、いろいろやれることが拡がりそうです。
細かい精度がどのくらい出るか分かりませんが、寺田模型店みたいな添景パーツも作ってみよう。
何かが動き出し始めた
テンダーさんは、私が吹上に来ていろいろと考えてみたいと思っていたことの、ずっと先を歩いている人で、そういう人が近くに住んでいたというのは、全くもって幸運です。
スツールとベンチをお願いしていた、roamの松田さんと話をしていた時も感じたのですが、実際に動ける場所ができたことで、何かがゆっくりと動き出し始めたかもしれません。
ここに移ったことでどういう変化が起きるかは未知だったのですが、これまで、ぼんやりとリアリティを伴わないまま考えてきたことが、新しい回路ができて少しづつ身体と頭がリンクしていきそう。
思っていたより早く動き出しそうですが、焦らずじっくり楽しんでいきたいと思います。