B132 『職業は建築家―君たちが知っておくべきこと』
ローランド ハーゲンバーグ (著) 柏書房 (2004/11) 図書館にて。 全体の感想としてはあまりお勧めではありません。 その理由は 値段(2100円)に対して内容がほとんどない。専門書としては安めの部類だけどテキストの分量がかなり少な...
B131 『鉄を削る―町工場の技術 』
小関 智弘 筑摩書房 567円 Amazonで購入 書評/国内純文学 『本が好き!』経由でこの記事を読んでどうしても読みたくなってしまいました。 図書館にも著者のものはたくさんあったのですが、あえて1985年初版の本書を書評にしているところ...
B130 『愛と哀しみのル・コルビュジェ』
市川 智子 (著) 彰国社 (2007/09) モチベーションをあげるにはコルに限る!っということで、今年の初めの気合入れに本屋で買ってきました。 あのコルビュジェに『おそよう』と言わせるあたり、著者のコルに対する並々ならぬ愛を感じます。さ...
B129 『ピタゴラ装置 DVDブック2』
佐藤雅彦 ポニーキャニオン(2007/04/18) クリスマスに義兄さんから前から(息子に)欲しいと思っていたピタゴラ装置のDVDブックを(息子に)もらったのですが、(息子は)喜んで大はしゃぎ、今日も(息子そっちのけで)何回も見てしまいまし...
B128 『カーニヴァル化する社会』
鈴木 謙介 (著) 講談社 (2005/5/19) 年の初めに長めのエントリ。。。 ポストモダンを生き抜くモデル 詳しくは本書を読んで頂きたいが、この本を読んで浮かび上がるのはポストモダンを生き抜く一つのモデル、”データベースとの往復運動か...
B127 『モナ・リザと数学 ~ダ・ヴィンチの芸術と科学』
ビューレント・アータレイ、高木 隆司、佐柳 信男 化学同人 2310円 Amazonで購入 書評/サイエンス 久々の本が好き!プロジェクトからの献本。 300p以上に渡ってダ・ヴィンチを軸に芸術と科学について書かれた本書は読み応え抜群。 じ...
B126 『無有』
竹原 義二 (著), 絹巻 豊 (写真) 学芸出版社 (2007/03)竹原さんの建築文化の特集は穴が開くほど見たけれど、この本も穴が開くほど読む価値があると思う。 文章と図面と写真を行ったりきたりしながら頭の中で歩き廻ると、様々なシーンが...
B125 『ウェブ進化論 -本当の大変化はこれから始まる』
梅田 望夫 (著) 筑摩書房 (2006/2/7) 遅ればせながらもやっと読みました。 もう2年近く前の本ですがさすがに面白かった。読み進めるごとに目の前がクリアになってその先に拡がっている可能性にワクワクと興奮しました。 ここで書かれてい...
B124 『「個」を見つめるダイアローグ』
村上 龍 (著), 伊藤 穰一 (著) ダイヤモンド社 (2006/5/26) JMMは6,7年前から購読しているのだけど(といっても、この頃はざっと拾い読みぐらいしかしてない・・・・)、そのころから村上龍が一貫して気を使っているのは、主語...
B123 『ウェブ人間論』
梅田 望夫 (著), 平野 啓一郎 (著) 新潮社 (2006/12/14) 先日川内でかえる文庫した本。 実は梅田氏の『ウェブ進化論』は読みそびれてしまったのと、各所で言及されているのでなんとなく読んだ気になってたのとで未読。近々”前提”...
B122 『博士の本棚』
博士の本棚 小川 洋子 新潮社 1575円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/国内純文学 久しぶりの本が好き!から。 『博士の愛した数式』の著者のものでどういう世界観に触れられるだろうかと思って読んでみた。 しかし、読...
B121 『ファインマンさん 最後の授業』
レナード ムロディナウ (著) メディアファクトリー (2003/11) チャビンさんのNoseGlassでかえる文庫したもの。 物理学の最前線という想像力の最も要求される場所の様子が垣間見れて面白かった。 ファインマンさんは著者との会話の...
B120 『吉阪隆正とル・コルビュジエ』
倉方 俊輔 王国社 (2005/09)都城のシンポジウムにも来られていた倉方さんの著書。 この時の倉方さんの発言が 理路整然としていて分かり易く、頭のいい人だなぁ、と思ったのと、コルと吉阪の両者は最近僕の中のキーマンとして再浮上してきている...
B119 『海馬 脳は疲れない』
池谷 裕二 (著), 糸井 重里 (著) 新潮文庫 (2002/6) たこ阪さんのところでかえる文庫した一冊。 いやぁ面白かった。対談形式(しかも糸井メソッド)なので読みやすいのはもちろんのこと、目から鱗な話がもりだくさん。 ちょっと前半部...
B118 『包まれるヒト―〈環境〉の存在論 (シリーズヒトの科学 4)』
佐々木 正人 (編さん) 岩波書店 (2007/02) 日本におけるアフォーダンスの第1人者、佐々木正人に関連する書評はこれで4冊目であるがぐっとイメージの広がる著作であった。(ゲストは作業療法士の野村寿子、心理言語学者の古山宣洋、生態心理...
B117 『藤森流 自然素材の使い方』
藤森 照信 (著), 大嶋 信道 (著), 柴田 真秀 (著), 内田 祥士 (著), 入江 雅昭 (著) 彰国社 (2005/09) 技術とは何だろうか。と考えさせられる。 藤森さんのやってること(技術)はその筋の人が見ればもしかしたら子...
B116 『WordPress 2.2でつくる!最強のブログサイト』
乙彼 三太郎; 田中 広将 (著) ソーテック社 (2007/6/18) なんとかブログの引越しもかたちになってきました。(ブログ内リンクはほとんどFC2ブログにリンクされたままですが。ぼちぼちやります) そして、今日本屋に行ったときについ...
B115 『デザインの輪郭』
深澤 直人 TOTO出版(2005/11) 「01デザインの輪郭」から「40自分を決めない」までの小さなエッセイや言葉の断片、対談などを集めたものだけど、飾った言葉ではなく、鋭いセンサーで捉えた実感による生の言葉が並んでいて非常に身にしみる...
B114 『クチコミのチカラ』
ベクトルグループ 日経BP社 1,470円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/IT・Web 本が好き!より。 『マスメディアを使って大量の広告を投下する垂直型の』マーケティングから、ブログ記事の連鎖などのクチコミによる...
B113 『天才をプロデュース?』
森 昌行 新潮社 1260円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/ルポルタージュ 「本がすき!」より。 オフィス北野の社長であり、長年、北野武(ビートたけし)と歩いてきた著者によるプロデュース論。いわゆるHOWTO本とい...
B112 『ル・コルビュジエ建築の詩―12の住宅の空間構成』
富永 譲 鹿島出版会(2003/06) またまたコルビュジェ。 またまた溜息が出ます。 あ゛ーとかう゛ーとか言いながら読んでいたので妻はさぞかし気味が悪かっただろう。 象設計集団のときも同じように溜息が出たけど、あー豊かだなぁと感じるわけで...
B111 『生きさせろ! 難民化する若者たち』
雨宮 処凛 太田出版 1365円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/社会・政治 「本が好き!」より。 若者の不安定な労働環境を伝えながら『生きさせろ!』というのが如何にリアルで深刻な問題であるかを訴える。 日本が目指し...
B110 『M2:ナショナリズムの作法』
宮台 真司 (著), 宮崎 哲弥 (著)インフォバーン (2007/3/1) こちらも本が好き!より。 honsumiさんの書評に『これだけ読者を置き去りにする対談も珍しい。』と書かれていたが、読んでみてなるほど、と感じた。 宮台真司の著作...
B109 『正義のミカタ ~I’maloser~』
本多孝好 双葉社 価格未定円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/国内純文学 これも本が好き!プロジェクトより献本していただいた人気青春小説作家による待望の書き下ろし最新刊。まだ発売前の試し刷りのものを頂きました。[注:...
B108 『間取りがよい小住宅を作りたい―小さな家のアイディア集』
(2004/02) 世界文化社 ちょっと一般向けの本でも読んでみようと別冊家庭画報の本著を図書館で借りてみた。 そんなには期待していなかったのだけど、どっこいなかなか良くまとまった良書だった。 住宅作家による小住宅の紹介・解説だけでなく、吉...
B107 『家種(いえダネ。)―建築家と作る家 50の間取り実例集 2005select』
桑原 あきら (2005/04) リトルモア 結構前に図書館で借りたのだが、最近は本が好き!の献本で忙しくて・・・ プロトハウスによるタイトルどおりの本。 本のコンセプトは分かるけれど、著者によって一般の人向けに書かれた解説は、少し媚を売り...
B106 『脳と仮想』
茂木 健一郎 新潮社 460円 こちらも「本が好き!プロジェクト」より献本して頂いたもの。 「クオリア」という概念は別の本で少し触れられているのを読んだことがあるが、「クオリア」という問題意識を「仮想」という言葉で展開したのをまとめたのが本...
B105 『ヒット商品を最初に買う人たち』
森 行生 ソフトバンク クリエイティブ 735円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/ビジネス イノベータ理論に的を絞ったシンプルで解りやすいマーケティングの入門書。 ヴォリュームは少なめでさっと読めるし具体的な事例も載...
B104 『シラス物語―二十一世紀の民家をつくる』
袖山 研一 (監修)農山漁村文化協会 (2005/2/1) 鹿児島県工業技術センター袖山氏監修による丸ごと一冊シラスな本。 (株)高千穂のシラス壁とOMソーラーを使った住宅の多くの事例をもとにシラスの魅力が紹介されていて、高千穂&OMソーラ...
B103 『YES、YOU CAN Ver.2.0 (2)』
山野 正義 IN通信社 1575円 livedoor BOOKS 書誌データ / 書評を書く 本が好き!プロジェクト6冊目。 「元祖・カリスマ美容師」山野愛子の長男であり山野美容専門学校の理事長である著者がアメリカで過ごした波乱万丈の青春時...
B102 『ごきげん朝ごはん』
著:山崎 佳 出版社:講談社 定価:1260円 livedoor BOOKS 書誌データ / 書評を書く 本が好き!プロジェクト5冊目。 うーん、まいった。 書評を書く前に同じ本について他の人が書いた書評を読むかどうかいつも迷うのだけど、今...
B101 『働く女性のための「こころのサプリメント」』
著:ピースマインド(編) 出版社:マガジンハウス 定価:1260円 livedoor BOOKS 書誌データ / 書評を書く ピースマインドという国内最大規模の民間カウンセリング機関があるそうだが、この本はそこに寄せられた相談のうち20~4...
B100 『旅 2007年 05月号』
著:「旅」編集部 出版社:新潮社 定価:700円 livedoor BOOKS 書誌データ / 書評を書く 本が好き!プロジェクト3冊目。 旅雑誌のローマ特集であります。 僕が海外に行ったのは学生の頃、建築旅行でヨーロッパにいった時のみ。そ...
B099 『我々はどこへ行くのか―あるドキュメンタリストからのメッセージ』
川良 浩和 径書房 2310円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/ルポルタージュ 世界を駆けめぐり、NHKスペシャルを150本も作った日本を代表するドキュメンタリストの本。 ──世界をこれだけのスケールで見つめたドキュ...
B098 『電車の中で化粧する女たち―コスメフリークという「オタク」』
米沢泉 KKベストセラーズ 819円 Amazonで購入 livedoor BOOKS 書評/社会・政治 ”本が好き!”プロジェクト書評第1弾。 つまらない本だったらどうしようかと思っていたが、そんな不安もなんのその、期待以上に面白い本だっ...
B097 『前川國男 現代との対話』
松隈 洋他 六耀社(2006/09/26) 「生誕100年・前川國男建築展」を機に行われたシンポジウムの講義録。 大雑把に言うと前半はコルビュジェやレーモンドといった前川國男の周辺から前川に迫り、後半は今現在、現役から見た前川像と言うような...
B096 『藤森照信の原・現代住宅再見〈3〉』
藤森 照信、下村 純一 他 TOTO出版 (2006/09) もう出てたんだ、ということで〈1〉・〈2〉に引き続き〈3〉を図書館で借りてきた。 ついに現代に追いつき妹島和世の「梅林の家」、藤本荘介の「T house」、西沢立衛の「森山邸」ま...
B095 『ル・コルビュジエのインド』
北田 英治 写真 彰国社(2005/06) 先日のシンポジウム「鹿児島のかたち・地域のかたち」で”1950年以降・インド以降のコルビュジェ”と言うのが話で出たので、そういえばそういう本があったなぁと図書館で借りてきた。 そのときに案出するベ...
B094 『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』
C.ダグラス ラミス (2000/09)平凡社 東京にいる頃に本屋で見つけ題名に魅かれてつい買ったもの。 読んだ印象があまり記憶に残っていないので、そのときはそれほどリアリティを感じなかったのかもしれない。 今読んでみるとまた印象が変わるの...
B093 『はじめて考えるときのように』
野矢 茂樹、植田 真 他 (2004/08)PHP研究所 植田真の心地よいイラストと野矢茂樹の心地よい文にひかれてなんとなく買ったもの。 気分転換のために再読。 考えなくてはいけない、とかそんなこと考えなくてもよいとか考えるけれども、考える...
B092 『コート・ハウス論―その親密なる空間』
西澤 文隆 相模書房(1974/07) 僕が生まれる前の年の本。 コートハウスについて論じられているのだが、図版つきで具体的に書かれているので解りやすく今でも十分に参考になる。 著者によるとコートハウスに期待するところのものは 敷地全体を、...
B091 『藤森照信の原・現代住宅再見〈2〉』
下村 純一、藤森 照信 他 (2003/04)TOTO出版 前巻に続いて2も読んでみた。 今回は前巻にも増してバラエティに富んでいて面白い。 (青木淳の「S」や石山修武の「世田谷村」等、わりと近作も載っている。) 時代はモダニズムをどう乗り...
B090 『99人のデザイナーとつくる未来の本』
萩原 修 (2005/09)ラトルズ 99人のデザイナーがそれぞれの架空の本のタイトルを設定すると言うかたちで発想の原点のようなものを少しづつ紹介していく。 「デザイナーなんていなくてもいいと考えることがある。それぞれの人が身のまわりのすべ...
B089 『space 狭小住宅:日本の解決法』
マイケル・フリーマン、境 紀子 他 (2005/02/11)河出書房新社 アジアのデザインに詳しいロンドン在住の写真家が日本のコンパクトな住み方を紹介。 しかし、”狭さ”も楽しめるひとつの特色となりうる。 この本でも紹介されている9坪ハウス...
B088 『建築の可能性、山本理顕的想像力』
山本 理顕 (2006/04)王国社 山本理顕の著書を読むと、建築にも何かやれそうな気がして勇気が出る。(というかほとんどは何もやってこなかったんじゃないか) 彼ほど、制度に対して逃げずに真摯に取り組んでいる建築家、建築が制度となってしまう...
B087 『昭和モダン建築巡礼 西日本編』
日系アーキテクチュアの連載をまとめたもの。 戦後の1945から1975年に建てられたモダニズム建築を西から順にレポートしていくのだが、スタートは宮崎の都城市民会館で鹿児島ではなかったのが残念。 最近妙にこの頃の建築に魅力を感じるのだけれども...
B086 『にほんの建築家 伊東豊雄・観察記』
瀧口 範子 (2006/02)TOTO出版 同じ著者のコールハースについてのドキュメントではコールハースに振り回されて、若干消化不良な感じがした。(それこそがコールハースの行動力や掴みどころのなさを表していたともいえるが。) この本では著者...
B085 『建築空間の魅力 私の体験』
芦原 義信 (1980/01) 彰国社 事務所の人が古本屋に出そうとしていたのでもらってきた。 著者の東大退官講演などを収録。 僕がまだ小学校に上がる前の本だが、街並みなどに対する危機感なんかは今と同じ。 現実は進歩なしという感じ。 これぐ...