まち歩きのときに東川さんが谷山の路地がいずれ区画整理でなくなると言われていましたが、ずっと先のことだろうと思っていました。いまどきそんな無駄な事をしないだろうとも。 だけど、妻から「本当に区画整理されるそうだよ」と聞かされて調べてみると本当...続きを読む ≫
B137 『小さな建築』
富田 玲子 (著) みすず書房 (2007/12/11) 前回の大竹康市に続いて、象設計集団の富田さん。 あるシンポジウムでスライドを見ながら、高層ビルは中が見えず墓標のようと言うような事を言われてたのが心に残っていました。 富田さんの生い...続きを読む ≫
B136 『これが建築なのだ―大竹康市番外地講座 』
OJ会 (編集) TOTO出版 (1995/09) 前から読みたいなーと思ってたところ、本屋で出会ったので買ってしまいました。 象設計集団の中心的なメンバーだった大竹康市が1983年にサッカーの試合中に倒れ帰らぬ人となりましたが、それから1...続きを読む ≫
B134『くうねるところにすむところ06,08,14,16,21』
06物語のある家妹島 和世 08 みちの家伊東 豊雄 14 家の?青木 淳 16もうひとつの家高松 伸 21ドラゴン・リリーさんの家の調査山本 理顕 インデックスコミュニケーションズ(2005/04-2006/11) 今回は自分の本を借りず...続きを読む ≫
B133 『建築をつくることは未来をつくることである』
山本 理顕 (著) TOTO出版 (2007/04) 新しく開校したY-GSAのマニュフェストを軸に書かれたもの。 一見キャッチーなタイトルですが、そこにはY-GSAの校長にもなった山本理顕らしいストレートで熱い思いが凝縮されています。 想...続きを読む ≫
B130 『愛と哀しみのル・コルビュジェ』
市川 智子 (著) 彰国社 (2007/09) モチベーションをあげるにはコルに限る!っということで、今年の初めの気合入れに本屋で買ってきました。 あのコルビュジェに『おそよう』と言わせるあたり、著者のコルに対する並々ならぬ愛を感じます。さ...続きを読む ≫
B126 『無有』
竹原 義二 (著), 絹巻 豊 (写真) 学芸出版社 (2007/03)竹原さんの建築文化の特集は穴が開くほど見たけれど、この本も穴が開くほど読む価値があると思う。 文章と図面と写真を行ったりきたりしながら頭の中で歩き廻ると、様々なシーンが...続きを読む ≫
ハリボテ砂漠
僕が大学生のころ神戸の酒鬼薔薇事件があった。 それがあまりにショックで悶々としていたころ 宮台真司の『まぼろしの郊外』を読みさらにショックを受けた。 そのときのショックに対して落とし前をつけるために僕は建築に関っているといってもよいかもしれ...続きを読む ≫
B120 『吉阪隆正とル・コルビュジエ』
倉方 俊輔 王国社 (2005/09)都城のシンポジウムにも来られていた倉方さんの著書。 この時の倉方さんの発言が 理路整然としていて分かり易く、頭のいい人だなぁ、と思ったのと、コルと吉阪の両者は最近僕の中のキーマンとして再浮上してきている...続きを読む ≫
B118 『包まれるヒト―〈環境〉の存在論 (シリーズヒトの科学 4)』
佐々木 正人 (編さん) 岩波書店 (2007/02) 日本におけるアフォーダンスの第1人者、佐々木正人に関連する書評はこれで4冊目であるがぐっとイメージの広がる著作であった。(ゲストは作業療法士の野村寿子、心理言語学者の古山宣洋、生態心理...続きを読む ≫
B117 『藤森流 自然素材の使い方』
藤森 照信 (著), 大嶋 信道 (著), 柴田 真秀 (著), 内田 祥士 (著), 入江 雅昭 (著) 彰国社 (2005/09) 技術とは何だろうか。と考えさせられる。 藤森さんのやってること(技術)はその筋の人が見ればもしかしたら子...続きを読む ≫
B115 『デザインの輪郭』
深澤 直人 TOTO出版(2005/11) 「01デザインの輪郭」から「40自分を決めない」までの小さなエッセイや言葉の断片、対談などを集めたものだけど、飾った言葉ではなく、鋭いセンサーで捉えた実感による生の言葉が並んでいて非常に身にしみる...続きを読む ≫
B112 『ル・コルビュジエ建築の詩―12の住宅の空間構成』
富永 譲 鹿島出版会(2003/06) またまたコルビュジェ。 またまた溜息が出ます。 あ゛ーとかう゛ーとか言いながら読んでいたので妻はさぞかし気味が悪かっただろう。 象設計集団のときも同じように溜息が出たけど、あー豊かだなぁと感じるわけで...続きを読む ≫
B110 『M2:ナショナリズムの作法』
宮台 真司 (著), 宮崎 哲弥 (著)インフォバーン (2007/3/1) こちらも本が好き!より。 honsumiさんの書評に『これだけ読者を置き去りにする対談も珍しい。』と書かれていたが、読んでみてなるほど、と感じた。 宮台真司の著作...続きを読む ≫
B106 『脳と仮想』
茂木 健一郎 新潮社 460円 こちらも「本が好き!プロジェクト」より献本して頂いたもの。 「クオリア」という概念は別の本で少し触れられているのを読んだことがあるが、「クオリア」という問題意識を「仮想」という言葉で展開したのをまとめたのが本...続きを読む ≫
B104 『シラス物語―二十一世紀の民家をつくる』
袖山 研一 (監修)農山漁村文化協会 (2005/2/1) 鹿児島県工業技術センター袖山氏監修による丸ごと一冊シラスな本。 (株)高千穂のシラス壁とOMソーラーを使った住宅の多くの事例をもとにシラスの魅力が紹介されていて、高千穂&OMソーラ...続きを読む ≫
B097 『前川國男 現代との対話』
松隈 洋他 六耀社(2006/09/26) 「生誕100年・前川國男建築展」を機に行われたシンポジウムの講義録。 大雑把に言うと前半はコルビュジェやレーモンドといった前川國男の周辺から前川に迫り、後半は今現在、現役から見た前川像と言うような...続きを読む ≫
B096 『藤森照信の原・現代住宅再見〈3〉』
藤森 照信、下村 純一 他 TOTO出版 (2006/09) もう出てたんだ、ということで〈1〉・〈2〉に引き続き〈3〉を図書館で借りてきた。 ついに現代に追いつき妹島和世の「梅林の家」、藤本荘介の「T house」、西沢立衛の「森山邸」ま...続きを読む ≫
B095 『ル・コルビュジエのインド』
北田 英治 写真 彰国社(2005/06) 先日のシンポジウム「鹿児島のかたち・地域のかたち」で”1950年以降・インド以降のコルビュジェ”と言うのが話で出たので、そういえばそういう本があったなぁと図書館で借りてきた。 そのときに案出するベ...続きを読む ≫
B094 『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』
C.ダグラス ラミス (2000/09)平凡社 東京にいる頃に本屋で見つけ題名に魅かれてつい買ったもの。 読んだ印象があまり記憶に残っていないので、そのときはそれほどリアリティを感じなかったのかもしれない。 今読んでみるとまた印象が変わるの...続きを読む ≫