B056 『屋久島の民話 第二集』
下野 敏見 (1965) 未来社 |
日本の昔話と水木しげる本を図書館で探しちょったら、屋久島の民話があったかぁ借りてみた。
「そひこのはなしじゃ。」
そいで話が終わるんがよか。
そひこのはなし以上のもんがそげんあるわけがなかかぁね。
こん話を集めたとは、種子島の先生(ちゅうても何十年も前の話)やっけど、当時、そん先生が種子島から屋久島を見て
夜の海に黒々と浮かぶ屋久島の中央部に屋久島電工の灯がきらめくのでした。その灯が私には日本に無数にある離島の暗く悲しい運命を自らの手できっぱりと断ち切って、近代工業の島を打ちたてようとする希望の灯に見えるのでした。(中略)ところが島の近代化が進むにつれて古い伝承が急速に失われつつあります。
ちゅうように危惧しちょん。
当時の時代も感じとるん。
じゃっけど、おいは恥ずかしながぁ屋久島ん歴史はよーわかぁん。ちーっとは勉強せんにゃねぇ。
こん本を読んでも、屋久島なんかはそげな話に想像を巡らせらるん、だいにも分からんようなもんが残っちょっけど、都市部ん化けもんは瀕死の状態や。
景色ん中に想像の入る余地はなか。
そいはちぃっとばっかい貧しかやなかか。
化けもんが本当はおるとかおらんとかの問題やなか。おわんくてもそういうことを考えるんはおもしぇえが。
やっぱい水木しげるん本を読んでみっかねぇ。
なんかヒントがあっはずや。
あっ、こん本にのっちょん話がこんページにもいくっか載っちょっど。
(おいん言葉はだいたい合っちょっかねぇ?あんまい自信はなか)