B057 『昔のくらしの道具事典』
小林 克 (2004/03) 岩崎書店 |
図書館、児童書コーナーより。
おもしれー。
【土間+かまど+羽釜+せいろのドッキング】や【いろりの自在鍵と横木の機構】あたり、ぐぐっときた。
このごろ、豊かさとは関係性のことではないか、とよく考える。
便利にはなったけれども、こうした昔の道具との方がより深い関係が築けたのではないだろうか。
人との関係・モノとの関係・空間との関係・土地との関係・時間との関係・自然/宇宙との関係・目に見えないものとの関係・・・・。
様々なものと多様な関係が築ければそこには豊かさが生まれるだろうし、さまざまな関係性が希薄化すればそこにリアリティを感じとることは難しくなる。
それは「棲み家」という言葉について考えたこと同じことだろう。
昔に戻るということではなく、現代におけるさまざまな関係のあり方というものを見いだす必要があるように思うし、また、現代的な関係性による豊かさというものも身の周りにたくさんあるだろう。
関係性をどうデザインに、生活に組み込んでいくか。
それが大事。