W017 『岩崎美術館・工芸館』
□所在地:鹿児島県指宿市
□設計:槇総合計画事務所
□用途:美術館・事務所
□竣工年:1978年/1987年
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今日は槇文彦設計の美術館を見に行ってきました。(鹿児島では霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)も槇さんの設計ですね。)
内部の撮影は禁止ですが受付で頼み込んで撮影許可をもらいました。
階段を軸にしたシーン展開の中に美術品を配するのは(みたことはないが)スカルパのカステルヴェッキオ美術館を思いおこさせます。
工芸館に展示されているパプアニューギニアの神像はかなりの迫力。
う~ん大好き。これ以上にうったえる力を持ったものってそうはないと思う。すごいなぁ。
工芸館2階突き当たりの窓から魅力的な階段が見えていたのですが鍵がかかっていたので出られません。
窓越しに写真を撮ったりドアをガチャガチャしてるのが防犯カメラに映ってたようで、しばらくすると館長さん(?)がやってきました。
怒られるかと思ったのですが”見たそうにしてたのがカメラに映っていたのでやってきた”と言うことで、鍵を開けその階段から展望台まで登らせて頂きました。
その後も館内を一般の人が入れないところまで案内して下さいました。
(使い勝手についての話が多かったです。勉強になりましたが僕がクレームを受けているようで多少耳が痛いところでした。機能性とデザイン性、どちらも兼ねられればよいのですが・・・)
今は非公開になっている庭にも案内して頂いたのですが、そこで珍しいものを発見。
ついこの間読んだ本でみた「たのかんさぁ(田の神様)」がたくさん並んでいます。
宗教などが基になった石造を”公”の石造だとすれば、これは現場から興った”民間”の石造で、その成り立ちは全国的に見てもとても珍しいものだそうです。(たしか)
それがたくさん並んでいます。田が無くなり行き場を失った”たのかんさぁ”が集められたのでしょうか。
美術館に赤ちゃんを連れて行くのは不安もあったけれど割合良い子にしてくれたので助かりました。
詳しく案内していただけるとは思っていなかったし、最後に思わぬものが見れてなかなか良い日でありました。