カリアゲ鹿児島始動!&カリアゲ別府サミット
カリアゲ鹿児島始動!
この度、カリアゲJAPANに鹿児島パートーナー「GOOD LIFE MAKER」の一員として参加させていただくことになりました。
カリアゲとは築30年以上の空き家を借主負担で改修し、借主が6年間運用した後お返しするしくみで、これまで活用方法を見いだせなかった遊休不動産を活用するための、新たなオプションとして大きな可能性を開くものだと思います。
古くて活用に困っている、というような不動産をお持ちの方は是非ご相談ください。
■カリアゲJAPAN – 全日本空き家流通化サービス
■カリアゲ鹿児島
■GOOD LIFE MAKER | カリアゲJAPAN
カリアゲ別府サミット
また、「カリアゲ大分」「カリアゲ鹿児島」の立ち上げを記念して、別府でカリアゲ大分サミットが開催されたので行ってきました。
今回は妻の住まいと土地のコパンも関係するため、家族五人での旅行も兼ねて。
そこで紹介された各地のカリアゲメンバーとその活動を通じて感じたことは2つ。
カリアゲは空き家オーナーの選択できるオプションの一つ
一つは、カリアゲは空き家オーナーの選択できるオプションのうちの一つである、ということ。
カリアゲパートナーの主体の性格やスタイル、活動している内容は様々でした。
それが、 ” カリアゲのスキームありきではなく、空き家オーナーの持つ希望や置かれた状況などを考慮した上で提案できるオプションの一つとしてカリアゲの仕組みがある ” ということを浮かび上がらせたように思います。
カリアゲJAPANでもカイアゲやソノママなどの異なるスキームを用意していますし、カリアゲの本質はオーナーの期待に応えつつ、様々な可能性を考えながら遊休不動産を活用する道筋をつくり出すことにあるのだと感じました。
頼れる相談先であると同時に活動主体でもある
もう一つ感じたことは、各パートナーがそれぞれ、自分の役割・出来ることを明確に示しつつ、そこを起点に活動を拡げている、ということ。
僕らの世代の設計事務所は、クライアントから依頼があり、それに対してどう応えられるかが設計事務所の力量であって、「建築に関わることは何でもできますよ」というスタンスが一つのスタイルだったように思います。
ですが、カリアゲパートナーの面々は、(主体が不動産だったり、職人だったり多様であることも理由の一つでしょうが、)我々の出来ることはこういうことです、ということを言い切ることでスタンスを明確にして社会との接点をつくりだしているように感じました。
キャッチフレーズを携えて打って出るようなスタイルはハンディハウス以降拡がってきたもののように思いますが、そこを起点に様々な活動を派生させているのは社会との接点が明確だからだと思いますし、それがかえって社会へのインパクトを拡げているように感じました。
クライアントの期待に応えるというのは同じでも、そこに活動主体としての視点が重ね合わされているかどうかが大きな違いのように思います。
おそらく、どちらが正しいというものではないと思いますが、活動主体、いわば自分ごととしての視点を持ちながら小さなところからはじめて、大きなインパクトへとつなげていくスタイルは時代が求めているものなのかもしれません。
オノケンとカリアゲと
オノケンとしての設計事務所の役割、クライアントの依頼に対して設計を通して建築という具体的なもので応えていく、ということにも社会的な意味や接点があると信じていますが、一方で、カリアゲという枠組みを通すことで出来ることもたくさんあるように思います。その部分のイメージをもっと解像度を高くして育てていけたらと思います。