デザインマーケットと松山将勝さんトークライブ
3月5日と6日にデザインマーケットに出展してきました。
僕個人としてもとても有意義な”動き”だったと思います。(サクラ島大学の久保さんを真似て動きと書かせて頂きました。)
まずは運営された鹿屋の方々、出展された方々、来てくださった方々にお疲れ様でした、ありがとうと伝えたいです。
商店街の活気のあったころの風景、現在の状況等をよく知っているわけではないのですが、それでも空き店舗だったと思えないほど自然な場が生まれ活気に溢れている風景は感動的でしたし、鹿屋の方々のチームワークの良さは(少し無責任な言い方になってしまいますが)羨ましくもありました。
そんな中、鹿児島県奄美大島出身で鹿屋工業高校卒業の松山さんのトークライブがあったのですが、これもまた有意義なものだったと思います。
前半は松山さんの作品の紹介をメインとした講演でしたが、一般の方へ向けてのものと言う事で設計のプロセスをわかり易い言葉で生々しく伝えて下さったので、すごく分かりやすかったですし、自分の建築に対する姿勢を再考するよい機会になりました。
後半は、間に休憩を挟んだのと、場所が分かりにくかったのと、少し寒かったせいか、ほとんど観客の方がいなくなってしまったので、松山さんを囲って雑談という形になったのですが、逆にリラックスした雰囲気で話が展開したのは良かったと思います。(なので尚更多くの人に聞いていただきたかったですが・・・)
「建築家と街の関わり方」というテーマで果たしてどこまで話を展開できるかな、と思っていたのですが、まさにこのテーマで話が進みました。
例えば個々の設計という仕事によって街の風景や生活のあり方対して責任を果たして行くと言う事や、一生活者として街を楽しむ、ということ以外に僕達が建築という視点から”専門家として”どうやって街に関わっていけるのか、ということに関してははっきりとした展望があるわけではなかったのですが、この”動き”は確実に何かを動かし始めている、そんなことを感じられました。
それに関しては日を改めて、僕個人の感想という形でアップしたいと思いますが、nowhereとしても鹿屋の方々とは別に「デザインマーケットは何をどうやって動かしたか」「私たちは街にどうやって関わっていけるか」というようなことの総括は必ずしなければいけないなと感じています。そこから、nowhereとして集まることの意義やこの場所で建築に携わることの責任のようなものがぼんやりとでも浮かんできて共有できないでしょうか。
個人的にはそこまで行かないと、いずれ今まで起こっては形骸化していったと思われる数多の集まりと変わらなくなっていくような気がします。次回集まりはノンアルコールとかどうですか?(本当はお財布事情がかなりヤバいんですが・・・)
あと、カメラとICレコーダーを忘れたのだけは痛かったです。誰か、トークライブの録音してないかなー。前半はメモとってたんだけど・・・