B010 『空間に恋して LOVE WITH LOCUS 象設計集団のいろはカルタ』

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象設計集団
工作舎(2004/12)

図書館より。
象設計集団の33年間の集大成。

いろはカルタの形式でキーワードをつづりながら作品の紹介をする。
といっても、そんな形式はさらっと破っている。

読んでいる間、ずっとため息が出っぱなしだった。
そこには、圧倒的な豊かさがあった。
生きることの楽しさ。生命の躍動感。自然への、人間への愛情で溢れている。
土着的な建築というだけではくくれない何かがある。

象の活動は設計というより、生きるスタイルそのものが作品である。
(1990年より、北海道十勝の廃校に事務所を移し、バーをつくったり、祭りをしたり、サッカーをしたり、湖に露天風呂をつくってビールをのんだりしている。)
頭ではなく身体で惹きつけられる。
僕の探しているものがここにはたくさんありそうな気がした。

故・大竹康市の『これが建築なのだ―大竹康市番外地講座』1995.09を読んでみたくなったなぁ。





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