メタボザウルスは死んじゃいない(はぁ~~とかいってたら駄目やなぁ。)
9/27に解体予算が市議会を通過した都城市民会館。
その保存運動で走り回っているヒラカワさんの最新記事を読んで”はぁ~~とかいってたら駄目やねなぁ”と思いました。
この間のシンポジウムで彦坂氏の言葉に心を打たれたのも確かなのですが、実はそれよりもヒラカワさんの姿が印象的でした。
非常に厳しい現状の中、ヒラカワさんは絶えず笑顔で訴えかけていました。少し会場が重いムードになりかけていた中の最後のシメもとびきりの笑顔でした。
そんなヒラカワさんの姿を見ると、不思議と市民会館は残せるんじゃないだろうか、いや残そう!といった気持ちが沸いて来るのです。
それに比べて僕のこの前の記事はいけませんでした。ここでああいう記事を書くのは解体を認めたようなものだし、諦めムードを助長するものでしかありませんでした。言霊ではないですが、ああいうことを口に出していてはいい結果が得られるわけもありません。
ただ、これまでの体験を通して、運動は楽しくやることが必要だと考えます。そして、組織のための運動にならないように、あくまでも会館の保存が目的であり、みんなで楽しくやる運動が長続きするし、結果的によい結果をうむだろうとおもっています。
上意下達的な組織体も望みません。各人が自発的にアイデアを出し、それぞれが多彩に波状的にやる運動がベストです。そして、それぞれに協力できることをして楽しむ。ただ、好きなようにといっても、最低限のル-ルはあります。第一に、保存運動を体制批判に結び付けないということでしょう。わたしたちは市と市民の将来のために会館を保存したいと考えているわけであり、人とケンカすることが目的ではありません。第二に、人をあてにしないということです。やれることを考えて自分でやる。組織ができて、役員や幹部が決まると、なんとなく彼らがうまくリ-ドしてくれて、うまくやるだろうとまかせてしまいがちですが、そうすると、うまくいかないときに、そのことの不満を、彼らに抱くことになります。ひとの協力を求めることは重要ですが、あてにして、くだらない不満を抱くことは不幸なことです。そうなる前に、積極的に自分で動くことがいちばんです。(都城から建築をこめて『まだまだ続く市民会館』より)
ここから学べることはたくさんある気がします。
市民会館はまだ解体されていません。
最後の最後に都城はすばらしい決断をしてくれるはずです。
まだまだ市民会館は続きます。