B149 『大久保進一朗の 数学II・B計算トレーニング (数学が面白いほどわかるシリーズ)』
大学生・建築専門学校生のころは結構家庭教師のバイトをしましたが、その中に
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家庭教師のバイトなんかをしてても、だいたい親にやれって言われてやってる子は伸びないし、何かの瞬間に自分でやると決めた子は伸びる。
という確信のもとのなった、また
■仮説テント 脳内ポジショニングの技法
初めて自分の言葉として人に伝えたのは、大学時代に家庭教師をしていたときだが、分かってもらえたかどうかは分からないがその生徒は共感してくれ、受験生に対して「脳内ポジショニングの技法」なんて本を出せば大ヒットになるなどと盛り上がった。
と盛り上がった、ある印象的な生徒がいました。
家庭教師をしたのは、僕が大学生で彼が確か高2ぐらいのころだったと思います。
えー、貧乏学生だった僕は家庭教師の日は、まず彼の実家に行って、夕食とお風呂をご馳走になって、(彼以外の)みんなで『名探偵コナン』を見て、その後で、彼と一緒に僕のアパートまで自転車で来て、それからようやく勉強を始めるという、けっこうめちゃくちゃなことをさせてもらっていました。(恩返しが出来ないのがすごく悔しいです・・・)
その彼ですが、家庭教師のバイトをたくさんした中で、唯一『こいつはもう大丈夫』と思った生徒でした。
決して成績が劇的にあがったわけでもないし、実際大学受験ではそうとう苦労をしたみたいだけど、それでも「大丈夫」と思ったのは間違いなかったと思います。
教えてその部分が分かるようになる生徒はたくさんいたのですが、「こいつは自分がいなくても受験勉強を自分で進められるし、問題を解く肝を自分で見つけていける」という確実な手ごたえがあったのは多分彼だけだったと思います。
また、彼は家庭教師を自分から親に頼んでつけてもらい、家庭教師代の(たしか)半分を自分で払っていた唯一の生徒でもありました。
「問題を解く肝」なんてものは問題の回答や解説の中にころころ転がっているのですが、たぶん受身の勉強では言われるまでそこに気づきません。
今の彼を見てこういうことを言っていいのか分かりませんが、彼にもともとあふれる数学の才能があったというわけではないと思います。ただ、彼の能動的な姿勢がそういう肝をみつける目を育てたのだと思いますし、その後のすばらしい出会いを生み、自らの道を切り開いていってるのだと思います。
それに、その時の僕の手ごたえは、僕の中である種の確信になっていますし、今後子供を育てていく上での一つの助けにもなってくれると思います。
前置きが長くなりましたが、その後どうも代ゼミの人気講師になったらしい彼が最初の問題集を出したようです。
アマゾンで買うことも出来たのですが、せっかくなので鹿児島で直接と思い入荷情報をチェックしていたのですが、ようやくオプシアで手に入れることができました。
おぉぉぉ!すごいね~。鹿児島上陸でっせ。
これも、まだまだ道の途中なんだろうけど、とりあえずおめでとさん。
久しぶりに問題集なんて眺めてみたらけっこう懐かしく感じました。
P.Sちなみにこの本の表紙のイラストはちょっと納得いきません。こいつ誰やねん。誤解するやん。(著者のイラストってわけじゃなさそう)
あと、最近のブログは見てられん。