小松原公民館のあれこれ(1/3)
ちょうど1年ほど前に、自宅兼事務所のある小松原の町内会長さんから、長い間懸案事項だった公民館の改修をしようと思うんだけど、と相談がありました。
それからいろいろとあって、なんとかとりあえず完成と言えるところまで来たので、小松原公民館のあれこれを記録として書いておきます。
現況を調査したら
もともと、公民館の外観はこんな感じ
で、内観はこんな感じ。
話を聞くと、半分は補助金が出るので、これまで溜めてきた会費と合わせて、内装と屋根を含めた外装をきれいにしたい、とのことでした。
概算見積書を見ると、せっかくの会費を使った結果「なんかきれいになったね」ということで終わりそうな予算配分。
あんまりでしゃばり過ぎないようにしよう、と思いながらも、「かなり古いし、災害時は地域の拠点になるべき場所なので、耐震補強に予算を割り振ることも考えた方が良いかも知れません。まずは現況を調べてみないと。」と、町内会の一員として関わる流れに。
窓が多く、耐震要素が少なそうだったので、まずは筋交いや金物を確認しようと小屋裏に潜ってみると、
あれっ、
なんか、絵に描いたような模範的洋小屋組が、
あるじゃないですか。
聞いてみると、この建物の躯体はかなり昔に農協だった建物から移築・再利用されたものらしい。
これを活かさない手はない、ということで、耐震補強のドサクサに紛れて小屋組を一部現しにする形で提案。
(1)建物を強くする。(壁の補強、屋根の軽量化)
(2)建物をきれいにする。(補強に伴い解体が必要な部分はきれいにする)
の2つを中心に優先順位を決めて予算内でできることをやりましょう、ということで計画を進めました。
見積もりをとった結果、予算内である程度のことはできそうだということで、そのまま工事に入ることに。
(実は(1)(2)とは別にやってみたいことと、それに対する秘策を隠し持っていましたがそれは次回)
これは既存の屋根を解体途中。今しか見れないけれども、このままにしたいような光景。
つづく