現場進行中の物件をwallstatでシミュレーションしてみた。
vectorworksからwallstatへcsv経由で移行させるツールは、結局プラグインオブジェクトにしたのですが、けっこういいところまで出来てきました。
試しに現場進行中の住宅の軸組で試してみました。(すでに図面があるので1,2時間で入力は終わります。)
かなりコンパクトで平面が正方形、という地震に対して有利な形状というのもありますが、神戸地震のデータでシミュレーションしても外周部がほとんど黄色になったくらいで大きな揺れもなく済みました。
黄色は変形角が0.008から0.033ラジアンなのでだいたい、0.5から1.9度の変形角におさまった感じでかなり良い結果でした。
今回は地震に対する偏りがないプランだったので良かったですが、もう少し偏りがあるようなプランでも、実際にシミュレーションをしてみて、弱いところを補強して、再度シミュレーションしてみる、というサイクルを回せばコストを抑えつつもかなり安全性を高められそうです。
いくつかシミュレーションしてみて、金物はかなり大事な要素ということも改めて実感した次第です。