Categories: 読書記録

B085 『建築空間の魅力 私の体験』

芦原 義信 (1980/01)
彰国社


事務所の人が古本屋に出そうとしていたのでもらってきた。

著者の東大退官講演などを収録。
僕がまだ小学校に上がる前の本だが、街並みなどに対する危機感なんかは今と同じ。
現実は進歩なしという感じ。

これぐらいの世代の方の建築論は素直で理解しやすいものが多いような気がするし、実際の設計のプロセスと直結した理論が多いので参考になることが多い。

今の建築論はその辺の方法論が前提としてあった上で、微細な感覚の襞のようなものをすくい上げるようなのが多いので今から建築を学び始める人は取っ掛かりが難しい気がする。

僕も恥ずかしながらその前提の理論をすっとばしてることが多い。『街並みの美学』でも読んでみようかなんて思ったりしている。

オノケン

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オノケン
Tags: 町並み

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