Categories: 読書記録

B107 『家種(いえダネ。)―建築家と作る家 50の間取り実例集 2005select』

桑原 あきら (2005/04)
リトルモア


結構前に図書館で借りたのだが、最近は本が好き!の献本で忙しくて・・・

プロトハウスによるタイトルどおりの本。
本のコンセプトは分かるけれど、著者によって一般の人向けに書かれた解説は、少し媚を売りすぎて建築家の意図がうまく表現されていないように感じた。(建築家という表現にも少し違和感があります。)
建築家に慣れ親しんでもらう入口にはいいかもしれないけれども、中途半端にコンセプチュアルな解説は誤解を与えてしまう可能性がかなりあると思う。この本で建築家に興味を持つか、距離感を感じるかはけっこう微妙。

建築家という記号を商業的に消費するのはいかがだろうか、と思うが建築家と一般の人の距離を縮める必要もあることは確か。

難しい問題だとは思う。ただ、媚を売るのと丁寧に説明するのは違う。クライアントのためを思えば分かってもらえるまで丁寧に説明するプロセスは省けないのではないだろうか。

オノケン

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オノケン

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